対話とは

投稿者: | 2026年5月25日

先週の土曜日(5月23日)は、ヘルスケアワーカーキャリア学会のワークショップでした。
「AI時代の専門職性を問い直す」というテーマで、大阪大学大学院人文学研究科・文学部倫理学・臨床哲学准教授の西村高宏先生にご登壇いただきました。

前段の医療・ケア現場へのAI導入の是非についての話では、AI導入により、倫理的熟議の弱体化につながる可能性について述べられました。だからこそ、自分が問いを立て、問いを生き、問いによって自分を熟成させる対話が必要とされるという先生の繰り返しのフレーズは胸に響きました。

後半は、
対話とは、
「個々人の倫理・考え(logig)を丁寧に交叉させ、他者の思考(logic)を鏡としながら、自身の思考の歪み(論理矛盾)や癖をチェックし、メンテナンスしていく営み」という説明を受け、 実際に対話を試みてみるということで、「専門職性」について自分が思うことを参加者がそれぞれ口にしました。

西村先生のファシリテーションは、言葉を丁寧に拾いつなげるという技によって、自分も話をしたいと思う方向に導くもので、とても勉強になりました。

先生は、対話の実際をワークショップするには、オンラインでは限界がある旨は最初から懸念されていました。たしかに、空気感や身体性といったその場にいるからこそ感じられるものが排除されて対話をするのはオンラインでは難しいところもありました。それでも、参加者のほとんどが対話のプロセスの前半部分だけでも経験できて、とても満足そうな様子でした。


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