これまで、ずいぶんパワーポイントにはお世話になってきました。
これからもお世話になります。
ただ、いつも違和感を持っていたのは、
パワポありきになってしまっていること。
だから、講演が始まると場内が暗くなる。
最初から会場のカーテンが閉まっているということもよくあります。
オンラインの場合は、パワポ画面がメインで、演者の顔はマッチ箱の中に入ってしまいます。
例えば、データを示したりその結果をグラフにする時には、
パワポは威力を発揮します。
写真や映像などを見てもらう時なども効果絶大です。
つまり、視覚にうったえるにはとても有効ですよね。
ただ、話す内容によっては、そういったデータをさほど必要としません。
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という前置きをして、
昨日は、認定看護管理者会東海・北陸ブロックの研修会で基調講演をさせていただました。
タイトルは、「未来を呼び込む覚悟」 ← なかなか魅力的なテーマでしょ😊
お引き受けした時から、
どんなことをお話しさせて頂こうかというイメージはあったのですが、
日が近づいてくても、一向にパワポを作る気になれない。
さすがに前日になったらお尻に火がつくかと思っていたけど、つかない。
いよいよ当日の朝は、やばい!と、かなり焦るだろうと思って、
5時に目覚ましかけたけど、パソコンを開く気にならず、
朝風呂まで入ってゆったり。
それで、お風呂に入りながら思ったんです。
パワポ作っていなくても、こんなに冷静なのは、
なしでやってみたらいいということなのだと。
開始2時間前に、何を話すのかという骨子は作りました。
写真のノートがそれですが、
何を書いているかは、本人と講演を聴かれた方にしかわからないと思われます😊
ここには書いていませんが、
途中、思いついて、
会長さんにお相手していただいて価値観引き出しの実践をしてみたり、
予定の事例とは異なる事例を盛り込んだりして時間調節。
画面の向こうの方々の息遣いを想像しながら、展開するのは、
パワポがあってもなくても変わりません。
終了後には、
話を聞きながら涙が出てきました
自分のことをこんなにもわかってくれている人がいると思い感激しました
以前の自分を愛おしく思えました
などの感想が、メールに寄せられました。
よかった😊
資料配布等を期待していた方もいると思うので、
全員にとってよかったかどうかはわからないけど、
違和感のあるものを手放す機会を得たことや、
何を大切に講演をさせていただくのかを改めて考えることができたのは、
私にとっては、とてもありがたい機会でした。