終わりよければ全てよし
とよく言うけど、
その終わりは誰にとっての終わりかなあ。
………………
◯家に帰りたいっていう患者さんの退院調整を頑張ったのに、結局患者さんは帰れなかった
◯ 一生懸命関わったのに、職員が退職してしまった
などの話は、看護師からよく聞きます。
確かに、それはとても残念なことで、悲しかったり辛かったりします。
でも、自分が何もできなかったからとか、私が駄目だったからなどと、自分を責めないでほしい。
だって、あなたはすごく丁寧に関わったはずです。
相手のことを思って、親身になって、
心や頭や技を使ってその人にためになろうと一生懸命やった。
だから、そのことにはちゃんと自分に大きな⭕️をつけてあげて欲しい。
心や頭や技を使ってその人にためになろうと一生懸命やった。
だから、そのことにはちゃんと自分に大きな⭕️をつけてあげて欲しい。
先日の私塾でも、倫理の話の最中に、
結果が悪かったから、自分の何かが足りなかったのだと自分を責める人が何人かいました。
何が起きたのか、何を感じたのかを丁寧に聞き取ったら、
誰が悪いわけでもない。
結果まで自分がコントールすることはできないということに、
気づいていきました。
結局、結果が悪い(患者さんが家に帰れなかった、職員が辞めてしまった)と言っても、それは私の価値観から見た結果であって、本当にそれが悪いのかどうかはわからない。
人がいつ亡くなるかまでコントロールはできないし、
退職をするかどうか決めるのは本人であって、私の課題ではない。
そのプロセスにどう向き合ったのか、という自分がいるだけです。
塾では、そのような話をたくさんしました。
そしてたくさんの涙を目にしました。
きっと涙とともに、自分を認めたんだろうと思っています。
それを見守り暖かく拍手する塾生たちと共にいて、
私はとても幸せだなと思いました。
勝原私塾13期は、10月28日(土)に開講予定です。