昨日は、沖縄県名護市にある名桜大学のFD(faculty development)研修に呼んでいただきました。
タイトルは、「看護倫理教育の視点と展望」。
私が話したの2時間で、
その後、教員有志による相談会が、90分ほどありました。
それが、またなんとも刺激的でした。
助教、講師、准教授を中心に集まった教員の数は12名。
そこに私が加わり、
○教員と学生の関係
○教員同士の関係
○大学と実習施設の関係
などで生じる、倫理的に「?」とか「!」とかと思う現象について話しました。
もともとの予定は、私が皆さんの相談にのるということでしたが、
いやいや、自律的に、集まった人たちが互いの相談にのる形になりました。
専門領域の垣根を越え、誰かの疑問や考えをシェアすること自体が非常に珍しいことらしいですが、重たいテーマであるにも関わらず、とても積極的に、前向きに話が盛り上がりました。
一人ずつが真剣に考え、価値観の違いがあることを理解し、自分がどのような価値観だったのかを確認するプロセスを、私は目の当たりにしました。
私の好きな「平場(ひらば)」の議論です。
言っても大丈夫なんだという安心感の中で話し合う教員たちの表情は、さわやかでした。
オフレコが前提の会でしたから、内容をお伝えできないのは残念です。倫理的視点で普段の懸念事項を敢えて声にしてみることの重要性を、あらためて確認できた時間でもありました。
こういう先生たちに教えてもらっている学生さんたちは幸せですね。
名桜大学、いいFD活動してますね。「どんな意見も歓迎される」という安心感がベースにあれば、ワークショップは大きな成果を挙げるということを、私も授業等で実感しています。今日の午後、高校での出張授業「難民問題についてのワークショップ」の第1回をしてきます。士気が高められました。ありがとうございます!
ワークショップはどうでしたか?
長くお会いしてませんが、私もコメントいただいてさらに元気になりました!
対話がおきる場を創りだした勝原さんの講演がベースにあったからですね!
吉田澄恵様
うーん。そうかなあぁ。そうだと嬉しいなあ。ありがとうございます!