岩手県立中央病院で、病院全体の研修として「組織が倫理的であるということ」と題してお話をさせていただきました。
病院長の望月泉先生とは、日本病院会の看護職場環境委員会で、4年間、活動をご一緒させていただいたご縁があります。
200名ほど入るとお聞きした席はほぼ満席。
その他にも、県立の久慈病院、宮古病院、大船渡病院などの県内各地の医療機関へも中継されました。
話は、さまざまな事例の紹介を通して、
●倫理は私たちが生きる中で共にあること
●医療機関で見聞きする倫理課題の整理
●倫理課題に関する組織的な取り組み
という組み立てにしました。
最初は下を向いていた方も(仕事の後だから、それは仕方ありません)、みるみる頭が上がってきて、 最後は、みなさん真っ直ぐ聞いてくださり、とても気持ち良くお話できました。
懇親会も盛大でした。
その席で、医療安全担当の副院長先生から、
「いろんな事を、立ち止まって深く考えさせられました。
あまり深く考えたので、その間に(勝原)先生のお話が進んで、気がついたらスライドが2,3枚先にいってることもありました。
先生のお話は、”倫理”という言葉を敢えて使わなくても説明できるなと思いました。きっと人と人とのコミュニケーションが良くなることとか、人を大事にするとか、そういうことかなと思いました。」
といった言葉をいただきました。
同じ事を、以前、麗澤大学の中野千秋先生もおっしゃった事があります。
患者さんにどう最善を尽くすかという臨床上の倫理課題も、
職員にどう最善を尽くすか、社会にどれだけ責任ある対応をとるのかといった組織上の倫理課題も、どれだけ風通し良くその問題に取り組むかが重要です。
”倫理的な風土を作る”というと固く難しい印象をもたらしますが、”良好なコミュニケーションをあちらこちらで築く”というと、より取っ付きやすいですね。
いろいろな職種の方々に積極的にご参加いただいた研修でした。
これからの組織的取り組みの一助になってもらえそうで嬉しいなと思い、ホテルに帰りました。
この写真は、いかに楽しく充実した研修だったかを物語っていると思います。みなさんのご許可をいただいての掲載です!
ジョージ・クルー・・・・「ニー!!!」で撮りました。
勝原さま
昨日9/5は、当院でのご講演ありがとうございました。望月院長が早速、このブログをプリントアウトして私の机の上に置いておいてくださいました。そんなわけで初訪問です。
「倫理」という単語を介していろいろなことを考えるチャンスをいただきました。また職員との面談に精を出したいと思いなおしました。岩手の温泉も楽しまれましたか?またいつかお会いすることを楽しみにしております。ありがとうございました。
様々な職種の方に聞いていただき、私にとってもとても有意義な時間でした。
ありがとうございました。
プリントアウトしてくれたのは松浦看護部長だったらしいです。訂正しときます。どうも。
ご丁寧にありがとうございます