兵庫県立日高高校で卒業記念講演をさせていただきました。
4年に一度、声をかけていただき、今回が3回目です。
今回は、「看護師としてのキャリア形成とセルフコントロール」というテーマがご依頼内容でした。
さて、この学校に来て、いつも感心するのは、
生徒の皆さんが、全員、まっすぐに前を向いて、「聴く」という姿勢を全身で伝えてくれるところです。
そして、質問には必ず複数の手が上がることと、それらの質問の質です。
質問者は、
まず、講演で何が一番学びになったのかを端的に伝えてくれます。
その上で、もう少し知りたいと思うことを明瞭に聞いてきます。
講演資料は配っておらず、110分間聴き続けた後です。
相当きっちり聞いていないと、上記のようにはなりません。
今回も、前回や前々回同様、
もっとそこから対話したくなるような、そんな質問でした。
・・・・・
控室に戻った時に、先生方にお聞きしました。
「そのような教育をされているのですか?」と
答えは「イエス」でした。
でも、無理に教育しなきゃという感じではなく、もう校風として当たり前にしているといったようなことを話されていました。
看護師になる道は、いろいろあります。
日高高校のような高等学校3年と専攻科2年のコース、専門学校、短大、大学。
教育が異なっていても、「看護師」という国家資格は一つです。
看護系大学が増えて、看護師の教育は大学に一本化しようという動きは以前より活発になってきている感じがします。
人の命を預かる職業だから、
学び方を学ぶこと、学んだことをあらゆる世界に応用し、批判し、創造する力をつけること、自分で考えて行動できるようになること などの意味で、私自身も大学教育に賛成です。
ただ、日高高校でみたひたむきに看護にまい進する姿と、熱いまなざしは、
もっと看護の根源的なことを訴えているような、そんな気持ちにさせられます。
今の大学教育に抜けているものをむしろ突き付けられたような、
そんな思いがしたのでした。
