ヘルスケアワーカーキャリア学会緊急セミナー「今だからこそ学ぼう、自己承認・他者承認のスキル」を終えました。
告知から2週間もない中で、80名のお申し込みをいただきました。
勢いで始めて、そのままの勢いでゴールまで走った感じです。
運営上の不手際や、内容設計でもっとこうしたらというところはありますが、
それは真摯に受け止めつつ、とにかく、チャットに書き込まれた参加者の内容が素晴らしく、私は、本当に開催してよかったと思う次第です。
このセミナーは2部構成。
1部では、私が「ネガティブ感情の吐き出し」と「ポジティブ感情に光を当てる」ことについて話しました。
コロナ禍におけるネガティブ感情は、仲間にも家族にも言いにくいことがあります。
今回のセミナーのように、心理的安全性が保たれていると感じる場だからこそ表出できることがあります。
ただ、ネガティブ感情をダしっぱなしではなく、そんな中でも頑張っている自分をちゃんと認めることが大事です。そこから視界が開けます。
それを実感できるようなグループワークを行いました。
2部では、メンタルコーチの山之上雄一さんが、この職業を選んだ時から今に至るまでの人生を振り返るワークを展開してくれました。
どの人にもその人なりの人生がある。自分が苦手だと思う人にも、その人が生きてきた背景がある。そんなことを感じ、自己承認、他者承認するセッションをしてくれました。
「みんな誰かの役に立っている」という言葉は、参加者全員に染み渡りました。
参加者からは、こんな感想が続々と寄せられました。
・ストレスは他の人よりはない方だと思っていたけれど、話してみると相当強いストレスを感じていることがわかりました。蓋をしていただけなんですね。
・ネガティブな感情に支配されていたことがわかりました。ポジティブな感情になると物事が違ってみえることも感じました。
・ネガティブな感情を持つ事に罪悪感があったのですが、そこから次のポジティブ感情へのステップにつながることを学び、悪く思わなくてもいいと感じられるようになりました。
・ネガティブに感じた出来事も、意味があることだと人から肯定されると、同じ出来事をポジティブにとらえることができると実感しました。ドキドキしながら参加したワークショップでしたが、参加した自分をほめてあげたいと思いました。
・看護師になって、自分一人で頑張ってきたと思っていたけれど、多くの人に支えられていることを思い、涙しました。
・イやな言葉を発している人にも、その人の背景がある。そこに気づくことができました。分かっていたはずだけれども、そういうふうに考える余裕を無くしていた自分に気づけました。
・これから、迷ったら自分軸に戻ります。この仕事が大好きだということを改めて感じ、そんな自分にいい意味づけをする時間でした。
・参加しなければ後悔でした。なんだか清々しい気分です。
実は、私もグループワーに入りました。そして気づいたことがあります。
今、現場にどっぷりといるわけではないので、看護師/保健師のラインセンスを持ちながら、このコロナ禍で何の役にも立っていないのではないか。
そんな風に、自分に対してネガティブ感情を持っていたとういことです。
だからこそ、現場に貢献できる何かをしたいと、この緊急セミナーを開催する力がわいたのだということも改めて確認できました。
素直に、皆さんの力を借りてやり切った自分をほめよう(自己承認)と思います。
運営に協力してくれた皆さん、参加してくださった皆さん、自分は参加できないのに周囲に声をかけてくださった皆さん、すべての方に感謝です。
そして、
今後ともヘルスケアワーカーキャリア学会をよろしくお願いいたします