Aさんからコーチングの依頼がありました。
「年度末なので、年間計画にしたがってスタッフの面談をすることになっている。だけど、どんな声掛けをしたら次年度に向かってやる気を出してくれるのかを考えると、心配でしょうがないんです。」
という内容でした。
離職させないという、管理者としての絶対的使命感の中で、
もしもスタッフから辞めるという言葉が出たらどうしよう・・・
ということが不安で仕方ないようでした。
面談すべきスタッフは大勢います。
でも、それぞれ経験年数も、やる気の度合いも、個人的な背景も異なります。
それらをひっくるめて、同じように考えていても、
どうしよう、どうしようという混乱が増すばかりです。
そこで、スタッフをいくつかのタイプに分けて、
それぞれのタイプに対して典型的なスタッフを選び、
その人に面談をするという設定でコーチングを進めました。
Xさんに対しては・・・
Yさんに対しては・・・
というように。
そして、XさんやYさんの立場に立って、自分の言葉を聞いてみると、
・そんな風にいわれると、ちゃんと見ててくれているんだって嬉しくなります。
・同期を比べると、自分は成長していないかと思っていたけど、ちゃんと成長していたんだなって思えます。
と、少しいい感じになっていきました。
そして、自分からスタッフに伝えたいことは何ですか?
と聞くと、
・スタッフのおかげで私も成長できていること
・あなたは私の部署になくてはならない存在で、感謝しているということ
と話してくれました。
コーチングが終わる頃には、
「面談をしなきゃ、辞めさせないようにしなきゃということに囚われていて、そのための方法論や具体的なかかわり方を知りたいと思っていました。面接技法の本を読んだりしても、そうだよなあと思うだけで、ピントこないでいました。でも、「私」がスタッフに伝えたいことが整理できて、心から感謝の気持ちがわいたので、それを伝えればいいんだと思います」
と、明らかに声のトーンが変わりました。
その言葉を聞きながら、
私には、スタッフ面談をやりがいをもって楽しそうに行っている数週間先の姿がくっきり浮かびました(⌒∇⌒)よぉ。
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【お知らせ①】
●勝原私塾14期は、3月2日(土)開講。募集中です。
勝原私塾14期の募集を開始します – オフィス KATSUHARA (office-katsuhara.com)
●次回説明会は2月7日午後8時より。どなたでも自由に参加できます。
参加 Zoom ミーティング
https://zoom.us/j/94984759236?pwd=TWFuOFJKcXMwTWkyUEVKMGY2OHJvUT09
ミーティング ID: 949 8475 9236
【お知らせ②】
ヘルスケアワーカーキャリア学会の対面ワークショップを京都で開催。
とにかく、参加しなきゃもったいない企画です。
少し残席あります。
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組織にとってのウェルビーイングを考える | Peatix