変革の推進者なのに、変革に気乗りがしないんです・・・

投稿者: | 2020年2月16日

勝原私塾5日目(昨日)は、組織文化と変革の話です。
変革には抵抗する人が必ずいるという話題になったときのことです。
Aさんから、質問がありました。

「ある変革プロジェクトを推進する立場にあるけれど、私自身がこのプロジェクトについて、このまま進めるのに意味があるのかなあって思っているんです」

●組織決定したことだから、立場的にはプロジェクトを進めなきゃと思っている自分
●やり始めてはみたものの、そこに意味を見いだせず抵抗したい自分

まず、その両方の気持ちを書き出し、その両方にとっぷり向き合ってもらいました。次に、両方の気持ちにオッケーを出した後、少し離れて(俯瞰して)自分をみてもらいました。
すると、Aさんはしっかり目を見開いて、
自分で本当はどうしたいと思っているのかを語り、
そのために何をするつもりかを行動レベルで表現しました。
Aさんが、符に落ちた瞬間です。

それを聞いていた他の塾生たちの中にはもらい泣きする人も。
そういうことって、管理者をやっているとアルアルだから。
Aさんの気持ちはよくわかる!

塾生の中にも、やるべきことだからやっているけど、自分の本当の気持ちに蓋をしている人はいます。
自分の心の声には敢えて向き合ってこなかった自分は、本当はどうしたいのか。

きっと、それぞれが頭ではなく心で気づいた瞬間でもあったと思います。

勝原私塾で大事にしている「俯瞰と接近」。
Aさんからは、「俯瞰」の意味が、少し分かったような気がします というメッセジーが、今朝届きました。

変革の推進者なのに、変革に気乗りがしないんです・・・」への2件のフィードバック

  1. さかちゃん 坂上真弓

    その場に居合わせた塾生さかちゃんです。
    管理者として共感出来すぎて、Aさんの気持ちにシンクロして苦しかったけれど、接近と俯瞰をすることで、自分の中に答えがあるんだと分かった瞬間、涙腺が決壊しました
    この後も立ち位置をどう取れば良いのか苦しい局面に何度も向き合うと思いますが、このセッションでの学びは自分にとっての大きな引き出しになると思いました。

    返信
    1. katsuhara 投稿作成者

      さかちゃん、1人の学びがみんなの学びほぐしになる瞬間だったんですね。
      コメントありがとうございます

      返信

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