教育講演の録画撮りをしました(第22回日本救急看護学会学術集会)

投稿者: | 2020年10月20日

本来なら、来る11月3日に、教育講演の演者として登壇させていただくはずだった第22回日本救急看護学会学術集会。
コロナ禍にあり、学術集会自体は、オンラインに切り替わりました。

それでも、当日は会場入りして、通常どおり壇上から全国の視聴者に語りかけると聞いていたので、そのつもりで準備をしていました。

ところが!
9月に入ってから、急遽オンデマンドにするという通知がありました。
いやあ、慌てました。

収録のほうが、落ち着いて話せるという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、
私は・・・。
演台から離れてはいけない、パワーポイントどおり話さないといけない、雰囲気がつかめないから臨機応変に話すこともままならない・・・ということで、かなりストレスフルに感じました。

でも、この講演の骨子をつくるために、今春から顧問先の病院や友人にお願いして、救急の現場の看護師たちにインタビューをさせてもらっていました。
総数18名。
その方たちから、私が学ばせてもらったことを講演で話したいという思いの方がまさり、収録に応じました。

昨日の収録。
学術集会長の作田裕美先生にお願いをして、
大学の会議室をお借りし、大学院生さんに聴衆のように座っていただいて、
少しでもリアルな感じの中で話せるようにしていただきました。
お忙しい中、私のストレスが減るようにと気を使っていただきました。
無理を聞いていただき、本当に感謝しております。

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さて、ずっと以前は、救急看護は、ドラマチックな場面が想像されるので、
何をしているのかがわかりやすいと思っていました。
でも、実際は、とてもわかりにくい。
医師の間にあって、「看護」が見えにくいと思うのです。
そして、
現場は、看護学校の実習ではほとんど足を踏み入れることがない所です。

生と死の間にいる患者にそばにいるということ。
そして、その結果が比較的早くわかるということ。

その緊張感は半端ではないはずです。
その場に身を置き、救急看護に従事するというのはどういうことなのか。
私は、以前から知りたいと思っていました。

この機に話を聞くと、
想像どおり、だれもが、役に立たない、真っ白になった、怖いといった経験をくぐり、幾多の衝撃をうけています。
それでも、続けていく中で、一皮も二皮も剥けていくのです。
そして、救急看護の醍醐味、やりがい、今後の展望などが惜しみなく語られていきました。

話をきくごとに、私の中のわからない(難しい)救急看護が、
少しずつ暖かく溶けていく感じがしました。

60分という限られた時間。不慣れな収録講演となりましたが、
その暖かさを思い出しながら話をしました。

収録の公開は12月に入ってからとのことです。
内容は、また、そのときにでも。

学術集会長の作田裕美先生と。

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