年末に、美須賀病院看護部長の重見さんから、
「本を一方的に送りました❣️」という連絡がありました。
翌日に届いたのは採れたての紅マドンナ🍊
どうなってるの?って思ってたら、
またその翌日に届いたのがこの本です。
美須賀病院は、父の故郷である愛媛県今治市にあります。
大腿骨頸部骨折後に伯母がお世話になったことから、
私ともご縁ができ、
以来、お墓参りで今治に帰るたびに、
重見さんには遊んでもらっています😃
美須賀病院の”て・あーて”は、川嶋みどり先生の手ほどきを受けた後、多職種総出、全職員が取り組んでいる「手を当てる」ケアの総合力をいいます。
痛いところに手を当てる。むくんでいるところをさする。
それだけでなく、
動けない人や歩けない人を、
動かしやすい道具を使って動く態勢に持っていったり、
リフトという機器を使って持ち上げたりします。
それらを使うことで、患者さんにも看護師にも負担なく、動く、歩く、食べる、排泄するといった、本来人間が持つ能力に近づけたり、回復させたりしていきます。
本書では、患者さんがどんどんよくなっていく事例が豊富に掲載されています。
職員自身が、交通事故後、脳梗塞発症後、骨折後などの自分の身内をどんどん入院させているのですから、本物です。
データ管理や記録に看護の労力がほとんど奪われてしまっているという話ばかりが聞こえる中で、ここではThe看護が展開されている。
そんな安心感と、どんな時代にも活きる看護の可能性を、
改めて感じた本です。
急性期病院でも、て・あーてはできるはず。
「やれない」という思い込みや理由を取っ払えば、
できる方法がみつかるはずです(⌒∇⌒)