クリニカルパスは誰のためにあるの?

投稿者: | 2017年8月29日

わからない事があります。
クリニカル・パスの事です。

ある病院で、ある疾患の入院期間は9日間と言われました。
別の病院では、5日間でした。
術式はどちらも同じです。
どちらの病院でも、入院期間中の工程表と言われるクリニカル・パスを使っています。

前者の病院で、入院日数が長い理由を聞いたら、
「麻酔科の都合で、手術日の2日前から入院し、術後は生活がちゃんとできることを確認するのに日数を要する」との説明でした。
    そこで、
「術後の経過が良ければ早くかえれるのですか?」と聞くと、
「パスで決まっているので、そのような特別なことはできません」とのお返事でした。
    そこで、
「パスを見せて下さい」とお願いすると、
「入院が決まった人にしかお見せ出来ません」と断られました。

私の理解では、
クリニカルパスは、治療と経営の最適化を図るためのもの。
患者さんへの治療経過の説明にも用いられます。

私の疑問は次の4点です。
 1.クリニカル・パスは誰のためにあるのでしょうか?
 2.どうして、医療機関によってパスの中身が違うのでしょうか?
 3.自院と他院でクリニカルパスを比較して、異なる点があったときに、よりよい医療はどちらかということは考えないのでしょうか。
 4.パスで決めた日数は、それほど守らなければならないのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください