今年最初の看護部長100人プロジェクト。
検討した事例の中に、プロジェクトメンバー全員が、
ほー〜と感心する言葉がありました。
「私は、管理の勉強をして、管理者になって、生まれ変わった」
看護師が管理者になるとき、
看護師 + 管理者 と考えるのが普通だと思っていましたが、
今日の事例の看護部長は、
看護師 → 管理者 で、もう一看護師には戻れない
と語られていました。
看護師としてやりたかったことを、管理者になったからこそ実現できると考えて、それに邁進した看護部長のストーリー。
「管理者に生まれ変わる」という言葉には、しびれました。
看護部長100人プロジェクトでは、
今まで聞き取った元看護部長の語りの中から一人を選び、
一回2時間のプロジェクト会議にて検討するのですが、
この方の事例は二回、4時間に渡り検討しました。
それほどインパクトの強い事例でした。感謝。
看護師と看護部長は違う存在?経営者と技術職は違う、はある程度理解できるのですが。世間一般にプレイイングマネージャーが否定されがちなので。本当に優れたマネジャーがマネジメントに専念すれば看護は救われるのでしょうか。塾に行って新たな自分の命題となっています。
亀井さん
コメントありがとうございます。
「管理者になって生まれ変わった」と言い切られたX看護部長は、インタビューで看護部長になることの覚悟をこのように表現されていますが、
これはあくまでもこの人の個別の事例です。
今回の看護部長100人プロジェクトでも、X部長の語りを読みながら、そうはいっても、むしろ看護師のアイデンティティを失いたくない管理者の方が多いのではないかとか、ここまでの覚悟をもって管理に本当に当たれるのだろうかという議論をしました。
プロジェクトでは、看護部長一人一人の語りを大切な固有の歴史として受け止めて議論しますので、決してプレイングマネジャーを否定するものではないです。
こんな覚悟をもって看護部長職に就いていた人がいるんだと、本当に驚き、衝撃を受けました。
管理とは何かを言語化し、それを実践した自信があふれる文章でした。
なるべく今年中には、看護部長100人プロジェクトのホームページにもアップしたいと思っていますので、その際には、ぜひご覧いただいて、また感想をお聞かせいただければ嬉しいです。
ありがとうございます。
勝原さんの活動にはいつも興味を持って注目させていただいてます。色々な管理者の仕事への向き合い方、考えるきっかけをいただいています。
亀井さん
ありがとうございます。読んでくれる人、一緒に考えてくれる人がいることは、発信する側にとって、とても励みになります。