教員が心理的安全でいられると、学生も心理的安全だと思う

投稿者: | 2020年2月18日

昨日は、朝イチの飛行機で盛岡へ。
岩手県立大学看護学部外部有識者意見交換会に呼んでいただきました。

テーマは、
「新人看護職員の人材育成の現状と課題から看護基礎教育を考えよう!」

最初の1時間は、私が次の3つの視点から事例を挙げて問題提起をしました。
 ●学生から新人へのトランジションにおける社会化の課題
 ●心理的安全性が高い職場では人も組織も成長する
 ●教員が実習施設に遠慮することの弊害

特に、3つ目を課題として挙げたのは、
私自身が、これまで、臨床現場に対して次のような心理状態でいる教員を、
結構見聞きしてきたからです。

・現場は忙しいのに、実習をさせてもらっている。
・学生がお邪魔している。
・自分のテリトリーでない場所に学生を預けているから、現場の考え方を絶対優先させなきゃ。
・自分は現場から離れていて、臨床のことをよく理解しているわけではない。
・ようやく実習を受けてくれた施設に、嫌な思いをされたら困る。

教員にこういった心理が働いていることは、学生にも敏感に伝わります。
だから、現場で感じたこがあっても、言わない。言えない。
これは、新人看護師も同じです。

このような問題提起の後に、教員と現場看護師たちとで一緒にグループワーク。最後は、全体でディスカッションする時間にしました。

そこで盛り上がったことは、
  「教員は、学生や自分自身が見聞きしたネガティブ情報を
   現場にフィードバックできるだろうか?」  
でした。

いろいろな意見が出ましたが、
臨床側の看護師は、
 ・もしそういうことがあるなら、ぜひ伝えて欲しいと思っている
 ・教員からも学びたいと思っている
 ・いい実習環境を提供して、学生さんには就職先の選択肢の一つに入れて欲し
  と思っている  
ということでした。

心理的抵抗の壁は周りに伝染します。
両者は対等なはずです。
言っても大丈夫という安心な場を作るには、
教員も現場スタッフも双方が、
実は同じ価値観を持っていることを、改めて確認することも大切だと思います。

それは、どちらも
  *患者さんによりよいケアを提供したい
  *良い職場で働きたい(学びたい、実習させたい)
ということだと思うのです。

実は、それほど難しくはない関係性を難しくしているのは、
この大切な共通の価値観を脇にやっていることかもしれません。

岩手県立大学の先生方も、臨床の方々も、
どうすれば、学生にとってもっと良い環境が作れるだろうかと、
とても熱心にディスカッションされ、時間が全然足りないくらいでした。
こんな素晴らしい話し合いができる環境で実習をする学生さんや、
ここで学んだ卒業生たちは幸せだなあと思いました。

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