勝原私塾4期は、8月1日(土)にスタートの予定です
(6月スタート予定を変更しました)。
本日より、塾生募集を開始します。
よろしくお願いいたします。
塾のコンセプトは
・接近と俯瞰を繰り返して学びほぐしをする
・論理と情緒の両面を育て、自分にも他者にもOKを出す。
・相互尊重のひら場の議論から創造する です。
長文です。次の3部構成です。
興味を持ってくださる方、ぜひお読みください。
1.塾の概要
2.塾生の声
3.申込み方法
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1.塾の概要
1)なぜ私塾なのか?
これまで約26年間、大学教員として、管理の実践者として、経営者として数え切れないほどの講義、研修、講演をし、現場にも出向いてきました。そして、管理者たちから見聞きした現場の問題や悩みを解き、整理し、次に向かえる力を編み出してきました。
目の前で、憑きものが落ちるがごとく、急に晴れやかな表情になる人を何度も見てきましたし、やっと自分を認められたと涙をぬぐう管理者に寄り添ってきました。そこで私が使っている思考、態度、行動。それはテキストに書いてあることというより、私自身の経験知から生まれ、今なお進化しているものです。
頑張っている管理者たち自身が、私の使っている力を持つことができたら、視界が広がり自己効力感が増すのではないか。その結果、その人がいる現場が笑顔にあふれ、やっていることが可視化され、もっと生産性が上がるようになるはずだ。そう思ったのが、私塾開催のきっかけです。
この私塾では、管理上のさまざまなテーマを扱います。参加者には、その時の私の思考の瞬間と、その前後の発話を徹底的に見聞きしてもらいます。そして、参加者自身がその思考に近づくように学びほぐしをし、思考のトレーニングを積める場を設けます。
私も、参加者の皆さんと共に、さらに進化していきたいと思っています。
2)何をするのか?
私は、次のような質問をよく受けます。
なぜ、臨床経験が少ないのに臨床がわかるのか?
なぜ、看護師長をしたことがないのに看護部長ができたのか?
なぜ、執筆もできて現場もできるのか?
なぜ、大学教員も経営も起業もできるのか?
そう聞かれるたびに、
周囲に支えられたからとか、興味のあることを一所懸命やってきたから
と答えてきました。
でも、それだけではないことに、自分でも気がついています。
たぶん、私の能力は、次の2つです。
●俯瞰する力と接近する力を同時に使えること
●論理性と情緒性を同時に使えること
この能力があれば、次のようになります。
○これまでの学習や経験で身につけてきたことを意識的に使える
○物事の本質をとらえ、短期間で問題の解決を導きやすくなる
○見えている現象より先を読み、先手を打ちリスク回避を諮ることができる
○組織や他人が決めた道にとらわれず、自分の選択した生き方にOKを出せるこれらの能力の取得を叶えるのが、この塾です。
この塾の私の役割は、次の2つです。
▶2つの世界を行き来する橋渡し役
学びほぐしには、2つの世界を行ったり来たりすることが大事です。自らの経験を俯瞰したり接近して入り込んだり。理論的に説明したり経験知として押さえたり。
私たちは普段、生活や仕事など自分が存在している場に埋め込まれていることがほとんどです。そのため、ある部分だけを取り出して、眺めて吟味するのが難しいです。学ぶ中で、参加者の2つの世界の橋渡し役をします。
▶ 思考を刺激するファシリテーター
この塾は、学習塾のように、椅子に座って話を聞くだけのものではありません。二人一組、三人一組、ときには全員で車座になって、さまざまなグループワークやセッションをします。日常とは異なる場に身をおいて、自分の考えや感情を表現する場です。
相互尊重できる仲間の中だからこそ、感情豊かな素の自分でいられます。
話します。聞きます。笑います。泣くかもしれません。考えます。歩きます・・・そこからしみ通るような学びを体感してもらいます。全身を使って思考を刺激するようなファシリテーションをします。
3)どんな塾なのか?
この塾は、相互学習、相互成長の場 です。
参加者が互いを尊重し、互いから学び、互いの成長を共に喜び合う場です。
そして、学びほぐしの場 です。
一度学んだことが、必ずしも通用し続けるとは限りません。他にもっとよい考え方や方法があるかもしれません。
塾では、参加者が学習したことをいったん脇に置きます。そして、これまで見聞きしていたはずなのに意識していなかったことに着目し、その思考を掘り下げていきます。そこで得た新たな気づきから、次を再構築していく力をつける場なのです。
4)どんな方に来ていただきたいか?
自分やチームや組織を少しでもよくしたいと思っている人なら、年齢、職位、職種そして経験年数は問わず歓迎します。むしろ、私なんかでいいのだろうかと思う人ほど来てほしいと思います(塾生には企業にお勤めの方やケアマネなど看護師以外の人もいます)。ただし、管理者向けの内容が多いので、管理者でない場合は、管理に興味がある人や、組織変革に興味がある人が望ましいです。実際、管理職に就いていない塾生もおります。
具体的には、次のような方たちを支援します。
▶山積する現場の問題に追われ、疲弊している管理者
現場には、実に数多くの問題が存在します。
スタッフ育成、上司との関係性、他部門との連携、経営への貢献、クレーム処理、質向上への取り組み、目標管理、労務管理・・・
それらをこなしても、こなしても、また次々と問題はわいてきます。
降りかかる問題に真正面から向き合うこともあれば、見て見ぬふりをしてやり過ごすこともあるでしょう。同時に発生する多重課題に悩むことだってあります。時間はいくらあっても足りません。
すごく頑張っているのにやりがいが感じられない。仕事熱心で一途な管理者ほどそう感じてしまいます。それでは、もったいないです。その頑張りをやりがいにつなげる支援をしたいのです。
この塾では、問題の本質をとらえたり、多角的に問題を吟味したりすることを繰り返し行います。その結果、問題に踊らされず、問題をしっかりつかみ、落ち着いて取り組めるようになります。
▶基本的な管理の知識が不足していることに不安を感じている管理者
現場での実践には自信があっても、管理の仕事には不安を持つ人がいます。第一線の現場の仕事は好きなのに、管理は好きではないという人もいます。
そういう人は、なんとか管理のノウハウを学ぼうと、大学院への進学や職能団体の継続研修受講など勉強する機会を捜すでしょう。しかし、日常業務の調整や生活とのバランスを考えると、すべての人が行けるわけではありません。
この塾では、管理者にとって必要な組織論、組織行動論をベースにした理論をたくさん教授します。そして、実践現場でそれらの理論をどう使うかも議論します。そのプロセスにおいて、かなり高度な大学院レベルの学びを楽しく短期間で体験し、習得することができます。
その結果、交渉力、問題解決力、意思決定力などが増し、現場で起きている現象を可視化し、整理したり説明したりする力がつきます。現場に熱い管理者だからこそ、この力をつけることで、現場をより深く広く思考するようになります。
また仲間ができることで、何か困ったことがあったときにも、そのつながりが財産になり相互に支援を求めることができるようになります。
▶それなりに頑張っているけれど、物足りなさや不全感を感じている管理者
すでに大学や大学院、あるいは研修などで管理について学んだことはあるけれど、もう一度学び直しをしたいという向上心の強い人もいるでしょう。
学ぶことに終わりはありません。周りからは、ちゃんとできているという評価をもらったとしても、もっと学びたいという気持ちは抑えられないものです。立場や環境が変わり、経験が豊かになると、それに応じた学び直しや新たな学びの場が必要です。
この塾では、管理の理論や現場のリアルな課題を使って、自らの管理のスタイルや思考パターンを再確認します。そのときの、気づきや刺激が、新たな活力や肥やしになります。その結果、これまでとは違う視点で現場を見るようになり、管理する自分をコントロールできるようになります。
5)具体的な内容は?
この塾は、全8回です。
以下のような内容を、順不同で8回の中に盛り込みます。これらの概念は例ですので、参加者のニーズやご要望に合わせて内容を柔軟に変えていきます。
理論の説明もしますが、テキストやビジネス書を読めば書いてあるような話ではなく、現場に生きる理論として扱います。
▶キャリア論
キャリア発達、キャリア支援、役割取得、社会化、人材育成、継続教育、コーチング など
▶組織論
集団の成り立ち、集団の意思決定、分化と統合、組織のサイクル、グループダイナミクス、チームマネジメント、組織倫理、組織文化、組織変革、ナレッジマネジメント、歴史の継承、組織文化の解読、変革理論、異文化の採択と却下 など
▶ 組織行動論
リーダーシップ、マネジメント、パワー、モチベーション、コミットメント、意思決定、ストレスマネジメント、交渉力、アサーション など
▶ 経営論
質評価、サービスマネジメント、ネットワーク論 など
6)日程、時間および会場
(1)日程 (当初の予定を変更し、4月26日に更新しました)
令和2年
①8月1日(土)、②8月2日(日)、③8月15日(土)、④8月16日(日)、
⑤9月5日(土)、⑥9月6日(日)、⑦9月26日(土)、⑧9月27日(日)
(2)時間
・第1、3、5、7回は10時30分-17時30分、
第2、4、6、8回は9時―16時
・参加ができない日は、次期以降への振替が可能です。これまでも、半数程度の方が期をまたがって受講しています。
(3)会場
JR新大阪駅から徒歩5-6分程度の貸し会議室
3.塾生の声
勝原私塾は、現在3期が進行中です。
既に卒塾した1期生・2期生からは、次のような報告を続々といただいています。
・私塾で学びほぐしを体験出来たことは私にとって無形の財産となりました。
ここを基地として嬉しい時も苦しい時も楽しめる自分でありたいと思います。
・私塾を終えてなにかが吹っ切れた私がいます。従来の型に自分をあてはめず自分がOKと思うことを自分なりに発信していこう!と思います。
・昨年はパニックゾーンで溺れまくっていましたが、私塾に来て皆さんからの声援のおかげで、事業は順調に進んでおります。
・インプットしないと、体と心が萎れてしまいそうな気分でしたが、勝原私塾で多くの学びと課題を与えられ、心が潤ったような気持ちになりました。
・何か壁にぶちあたるとネガティブになりがちでした。経験知でなんとかしてきましたが常にモヤモヤ感が残っていました。勝原さんとの出会いは、私にとって人として看護師として振り返る機会を与えて!いただきました。研修中は脳が悲鳴をあげていましたが、これからも学び続けなさいというお告げですね‼これからもよろしくお願いいたします。
また、現在進行中の3期生は、Facebookの専用ページで、例えば次のようなコメントをしてくれています。
・次の開催日が待ち遠しいです。
・学びほぐしが始まった感じがしています
・今日のことを自分なりに整理しようとあれこれ考えている時に、やっと気づきました。あっ、私は勝原さんにコーチングを受けていたのだと。とても大切なことを学ばせていただいたと感謝しています。
・塾長を真似てホワイトボードを使い、皆の意見を聞きながら書いていく。会議でファシリテーターに徹したところ、いつもはその場で意見を出さない人達も積極的に発言。結果、テーマの目的は果たし、次の案件も続けて討議できました。
・自分が宣言したとおりの行動をとってみたら、いつになくいい感じになりました。
・今まで、変革の提案に反対する主任に対して、自分を否定されたような気持ちになっていました。私塾で学んだことを思い出し、揺れる自分を感じながら、主任の気持ちに寄り添ってみたら、主任もなったばかりだから一緒に成長しようと思えました。
塾は、その時に顔を合わせてやりとりするだけではなく、その合間も卒塾してからもかけがえのない仲間ができる場でもあります。
心理的に安全な場を一緒に形成しますので、悩みを相談したり、前に進めたことを報告したり、合宿や勉強会を計画したりといったことが自然発生的に行われています。また、全国に散らばっている塾生の元に顔を出したり、ご当地グルメを交換したりと、プライベートにも広がりを作っています。
ぜひ、一緒にコミュニティを拡げていきませんか?
3.申し込み方法
1)募集人数
第4期の募集人数は16人。先着順とさせていただきます。
2)費用
全8回:24万円
*申込者には、別途振込先口座をお知らせします
3)申込先・問い合わせ先
office.katsuhara@gmail.com
まずは直接話を聞いてみたい、分割払いはできるのかなどのお問い合わせにつきましても、遠慮なくご連絡ください。お待ちしております。
オフィスKATSUHARA 代表 勝原裕美子
おはようございます。
4期 ⑦⑧ 受講いたします。
よろしくお願いいたします。