信念対立はあった方がよい

投稿者: | 2021年5月17日

昨日のヘルスケアワーカーキャリア学会のワークショップでは、
信念対立を取り上げました。

テーマ:「信念対立」を超えて機能するチームを創る‐-視点の相違を克服して

企画の趣旨は、
  医療、介護、福祉など様々な分野で、
  様々な職種が患者や利用者の価値実現に向けて協働連携している。 
  しかし、そこで、
  それぞれの立場における「正義」がぶつかり合うことがある(信念対立)。
  相互に認め合い、機能するチームを創るには
  どうすればよいのかを考える機会にする  
というものでした。 (企画者 松村眞吾、早田智宏)

薬剤師、医師、ケアマネジャー、デイサービス事業者など、さまざまな立場の話を聞く中で、
信念対立はあるべきだと思いました。

そもそも信念対立は、信念がある者同士の対立であって、
ただの言い争いやコミュニケーションギャップとは違います。

このワークショップは、
信念対立があることを前提に進められました。

でも、最初に考えないといけないことは、
  「あなたには、仕事における信念がありますか?」
と問われたときに、”私”はどうこたえるのだろうか、だと思いました。

登壇者の皆さんは、
60分くらい話してくださる人ばかり。
そういう方ばかりだったからこそ、
10分という限られた発表時間の中で、
歯に衣着せず、本気で信念を語ってくださったと思います。

私自身は、その本気の語りと議論から 、
こういう人たちによる信念対立があるからこそ、
患者や利用者の(潜在的なものを含めた)新たな価値が生まれる。
なくす必要はない。
そんな感触を得たワークショップでした。

登壇者の方々は以下のとおり(敬称略)。
どうもありがとうございました。

■基調講演
松村眞吾(ヘルスケアワーカーキャリア学会)

■話題提供
忌部 周 いんべ診療所院長(医師)
上野隼平 ハザマ薬局(薬剤師)
藤井 円 株式会社HAPPY LEAF代表取締役(ケアマネジャー・介護福祉士)
森 剛士 株式会社ポラリス代表取締役(デイサービス事業者・医師)

■総括
伴信太郎 愛知医科大学特命教授



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