先週の土曜日、勝原私塾2期の5日目が始まる直前です。
塾生のAさん(副看護部長)が、私のところにすっと寄って来て、こう言いました。
「最近、周囲の人に変わったねって言われるようになったんです。
事務の人とか師長さんたちから、何か変わったって。
たとえば、これまで発言しなかったような場面で発言するようになったって。
塾に行ってることは、看護部長しかしらないんですけど。」
私塾は、unlearning (学びほぐし)の場。
わかっていたはずのことを俯瞰して、再構成する。
新たな学びを経験知と付き合わせて熟成させる。
理解するだけでなく、実践して理解を自分のものにする。
勝原私塾2期も後半にさしかかり、学びほぐしが進んでいるようです。
時折、わからないとか、難しいという声も聞こえます。
それは、絶好の学びほぐしのサイン。
塾で話していることは、誰もが経験していることや見聞きしていることばかり。
それを深くとらえるために、理論や映像を使います。
わからないとか難しいとかというのは、
自身がその状況の中に埋め込まれていたために見えていなかったものを見ようとするから。知らなくてもすんだはずのことを知ろうとするから。
その学びほぐしを進めるために、
どのような事例を挙げるか、あるいはどんな言い回しをするか。
それを、その場のやりとりの中で考えるのは、私にとっては楽しいチャレンジなのです。
1月からの3期生、まだ数名募集しています。
どんな些細なことでも、お問い合わせください(office.katsuhara@gmail.com まで)。
私塾の概要は、http://office-katsuhara.com/archives/1412でご確認ください。