来年1月開講の勝原私塾5期生を募集します。
この塾は、単なる学習の場ではありません。
私たちは、学習や経験によって、知らず知らずのうちに、
「こうすればいい」「こうするのはよくない」といった価値感や
「私や、世界はこういうものだ」という物事のとらえ方であるメンタルモデルを持っています。
これらは、良くも悪くも生き方や仕事の仕方に深く影響します。
塾では、新たな知識を得たり、既存の知識を多面的にとらえたりすることで、
それらの価値観やメンタルモデルに気づき、学びほぐしをします。
何を大事にしてきたのかを十分味わい、これから何を大事にすべきかを再構築していきます。
それによって、創造的で豊かな自分や組織の未来を語り、
実際の行動を起こせるようになります。
つまり、勝原私塾は、学びほぐしによる生き方や仕事の仕方の再構築の場です。
●具体的に何をするのか
私塾では、人、チーム、組織に関する管理上のさまざまなテーマを扱います(後述)。
理論や考え方の説明は最小限です。
それらを介在させ、塾生は独りで考えたり、2人~4人で表現したりする時間を使って、普段は意識していない価値観やメンタルモデルにアクセスしていきます。
私は、その場でしか起きえない個人もしくはグループから湧く波動にフォーカスし、たしかに何かが生まれる瞬間を拾い上げて、再び塾生たちの感情や思考に返すという作業を繰り返します。
●アウトカムは何か
塾が進行するにつれて、塾生の自己効力感は高まり、視野が一層広がります。
その結果、次のような力が備わります。
・これまでの学習や経験で身につけてきたことや新たな学びを意識的に使える
・物事の本質をとらえ、短期間で問題の解決を導きやすくなる
・見えている現象よりも先を読み、先手を打ちリスク回避を諮ることができる
・組織や他人が決めた道にとらわれず、自分の選択した生き方にOKを出せる
●講演や研修と何が異なるのか
講演や研修は、多数の人を対象にします。
そして、受講生とは、残念ながらその時間だけの関わりです。
他方、勝原私塾は、1期の上限数が16名という少人数制です。
それは、私が最後まで関わり、その後も関わり続けることをお約束できる人数なのです。
私は、塾の中で、次の2つの役割を担っています。
▶2つの世界を行き来する橋渡し役
学びほぐしには、2つの世界を行ったり来たりすることが大事です。
自らの経験を俯瞰したり、接近して入り込んだり。
現象を論理的に説明したり、経験知として押さえたり。
通常、人は、自分ではわかっているつもりの世界(内在している世界)に埋め込まれています。
そのため、ある部分だけを取り出して、吟味しづらいため、
塾の中で、2つの世界の橋渡し役をしています。
▶ 思考と感情を刺激するファシリテーター
相互尊重できる仲間と共に、日常とは異なる場に身を置き、
さまざまなグループワークやセッションを通して、
新鮮な体験ができるようなプログラムを組んでいます。
感情豊かな素の自分でいられるからこそ、新たな思考が育つようなファシリテーションを行います。
●どんな方に来ていただきたいか?
自分やチームや組織を少しでもよくしたいと思っている人なら、年齢、職位、職種そして経験年数は問わず歓迎します。
塾生には、企業にお勤めの方やケアマネなどもいますし、管理職ではない人もいます。
ただし、管理者向けの内容が多いので、管理者でない場合は、管理に興味がある人や、組織変革に興味がある人が望ましいです。
具体的には、次のような方たちを支援します。
▶ 山積する現場の問題に追われ、疲弊している管理者
現場には、実に数多くの問題が存在します。
こなしても、こなしても、次々と問題はわいてきて、時間はいくらあっても足りません。
すごく頑張っているのにやりがいが感じられない・・・。
仕事熱心で一途な管理者ほどそう感じてしまいます。
それでは、もったいないです。
その頑張りをやりがいにつなげる支援をします。
勝原私塾では、問題の本質をとらえたり、多角的に問題を吟味したりすることを繰り返し行います。その結果、問題に踊らされず、問題をつかみ、落ち着いて取り組めるようになります。
▶基本的な管理の知識が不足していることに不安を感じている管理者
現場での実践はできていても、管理の仕事には不安を持つ人がいます。
第一線の現場の仕事は好きなのに、管理は好きではないという人もいます。
大学院等で管理のノウハウを学びたくても、すべての人が行けるわけではありません。
勝原私塾では、管理者にとって必要な組織論、組織行動論をベースにした理論を数多く教授します。そして、実践現場での用い方についても議論します。
そのプロセスにおいて、高度な大学院レベルの学びを、楽しく短期間で体験し、習得することができます。
その結果、交渉力、問題解決力、意思決定力などが増し、現場で起きている現象を可視化し、整理したり説明したりする力がつきます。
現場に熱い管理者だからこそ、この力をつけることで、現場をより深く広く思考するようになります。
また仲間ができることで、何か困ったことがあったときにも、そのつながりが財産になり相互に支援を求めることができるようになります。
▶それなりに頑張っているけれど、物足りなさや不全感を感じている管理者
すでに大学や大学院、あるいは研修などで管理について学んだことはあるけれど、もう一度学び直しをしたいという向上心の強い人もいるでしょう。
学ぶことに終わりはありません。周りからは、ちゃんとできているという評価をもらったとしても、もっと学びたいという気持ちは抑えられないものです。立場や環境が変わり、経験が豊かになると、それに応じた学び直しや新たな学びの場が必要です。
勝原私塾では、管理の理論や現場のリアルな課題を使って、自らの管理のスタイルや思考パターンを再確認します。そのときの、気づきや刺激が、新たな活力や肥やしになります。その結果、これまでとは違う視点で現場を見るようになり、管理する自分をコントロールできるようになります。
オフィスKATSUHARAのホームページには、随所に卒業生の声を載せていますので、よかったらご覧ください。
●具体的な内容は?
この塾は、全8回です。
以下のような内容を、現場に生きる理論として扱い、順不同で8回の中に盛り込みます。
▶ キャリア論
キャリア発達、キャリア支援、役割取得、社会化、人材育成、継続教育、コーチング など
▶ 組織論
集団の成り立ち、集団の意思決定、分化と統合、組織のサイクル、グループダイナミクス、チームマネジメント、組織倫理、組織文化、組織変革、ナレッジマネジメント、組織文化の解読、変革理論など
▶ 組織行動論
リーダーシップ、マネジメント、パワー、モチベーション、意思決定、交渉力、コミュニケーション など
▶ 経営論
質評価、サービスマネジメント、ネットワーク論 など
●5期の日程、時間および会場
(令和3年1月11日に当初予定を変更更新しました)
(令和3年2月7日に、さらに変更更新しました)
▶ 日程 令和3年
Day1 3月6日(土)10時30分-17時30分
Day2 3月7日(日)9時―16時
Day3 3月20日(土)10時30分-17時30分
Day4 3月21日(日)9時―16時
Day5 4月3日(土)10時30分-17時30分
Day6 4月4日(日)9時―16時
Day7 4月24日(土)10時30分-17時30分
Day8 4月25日(日)9時―16時
参加ができない日は、次期以降への振替が可能です。
これまでも、半数程度の方が期をまたがって受講しています。
▶ 会場
JR新大阪駅から徒歩5-6分程度の貸し会議室
(令和2年10月6日現在、オンライン開催の予定はありません)
● 申し込み方法
1)募集人数
第5期の募集人数は16人。先着順とさせていただきます。
(すでに、この募集より前に3名から予約をいただいていますので、残り13名となります)
2)費用
全8回:24万円(消費税別)
*申込者には、別途振込先口座をお知らせします
3)申込先・問い合わせ先
office.katsuhara@gmail.com
まずは直接話を聞いてみたい、分割払いはできるのかなどのお問い合わせにつきましても、遠慮なくご連絡ください。お待ちしております。
オフィスKATSUHARA 代表 勝原裕美子 o