おもてなし専門職「京都花街の芸舞妓」に学ぶ人材育成 by ヘルスケアワーカーキャリア学会

投稿者: | 2022年2月23日

標記のタイトルで、 ヘルスケアワーカーキャリア学会のワークショップを開催しました。

今回は、おもてなしのプロ育成に学ぶ3つの視点で、それぞれ約1時間ずつ、合計3時間の構成でした。
  ①育成の仕組み 
  ②Off-JTとOJTの連携 
  ③プロフェッショナルの覚悟

プレゼンテーターの西尾久美子さん(近畿大学経営学部教授)とは旧知の仲で、彼女には、この学会の中心メンバーとして運営にも携わってもらっています。

私自身は何度か聞いたことがある話なのですが、
それにもかかわらず、西尾さんの話はとても新鮮に響きました。
キャリアのことを考えるって、その時々の自分いる環境や、心持ちに左右するからかな。

さて、今日の参加者の方々は、 
 ○新卒の人が誰に相談すればよいのか、2番手、3番手、4番手まで明確になっている仕組みは導入したい 
 ○舞妓さんの育成を置屋のお母さんが全面的に協力する仕組みや、舞妓さんを現場で育成するお姉さんの役割、そして、舞妓さんとお姉さんを取り持つ仲人の存在など、業界あげてのサポートシステムは勉強になった 
 ○「座持ち」は、ヘルスケアワーカーにも必要なスキルなので、現場でどのように教えていけばよいのか考えたい 
 ○「一人前にはずっとなれない」という言葉に、自身のことを振り返ってはっとした。自分たちの仕事に通じるものがある。
 ○教育機会を提供する側だけでなく、教育を受ける側にも聞かせたいないようだった。

などの、学びレポートをたくさん寄せてくささいました。

ファシリテーションをしている私にとっても、
キャリアの節目をどう選択するのかといった話や、
座持ちのためのチーム編成をどう考えるかといった話は、
いつも考えていることなので、異なる視点をいただき、とても刺激的でした。

異なる業種、業界から学ぶって大事ですね。

さて、次回のワークショップは、
2022年5月22日(日)午後を予定しています。
テーマは、「トランジション(予定)」です。

お見逃しなく(^.^)

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