Well being に欠かせない自己効力感

投稿者: | 2023年5月15日

昨日は、ヘルスケアワーカーキャリア学会のワークショップを4年ぶりに対面で行いました。

テーマは、
「倫理的な人材育成とは: 人材育成はキャリア支援になっているのか」

人材育成とキャリア支援。
どちらもよく使う言葉ですが、使う状況によっては便利に使われていたり、
使う立場によって意味合いに乖離が生じたりします。

その人の人生に大きく影響するこれらの言葉。
安易に使っていないでしょうか。
わかったつもりになっていないでしょうか。

例えば、キャリア支援としてよかれと思ってかけた言葉が、
組織側の言い分にしか聞こえず、自分たちのことはわかってくれていないという思いにさせてしまう。

例えば、好きなことをさせてくれる(キャリア支援)と思っていたのに、
組織人だから組織ニーズに合ったやり方で育てたい(人材育成)と言われる。

と言ったことです。

登壇者は、
石見一女さん(株式会社 Be&Do 代表取締役 CEO)
濱田安岐子さん (NPO法人看護職キャリアサポート代表)
森山みどりさん (製薬会社人材開発担当部長)

詳しくは書ききれないのですが、
それぞれのお話から得た私なりのキーワードは、

 自己効力感、対話、Well being,

●対話がなければ、仲間や同僚との信頼関係は生まれない。
●やってみてできるという自己効力感がなければ、その場に留まろうとは思わない。
●キャリアはその人自身のものだから、自律的に幸せな未来に向かうというWell-being 感覚が必要

これらのことを意識して実践できていれば、
不公平、不透明、不満などの人材育成は起きないし、
キャリア支援との齟齬は起きない。

そんなことを思いつつ、参加者たちの豊かな意見に感動したワークショップでした。

次回は、2023年8月11日の予定です。



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