別に見栄っ張りなわけでも、
自信過剰なわけでもないのだけれど、
人にお願いするのが、とても苦手な自分がいることに気づきました。
だから、
結局、いろんなことが後回しになってしまって、
自分で全部やらないといけなくなって、アップアップしちゃいます。
それでも、気ばかり焦って、できないから自己嫌悪。
そんな自分はもっと嫌で、ものすごい集中力で取り組んで、なんとかやり遂げようとする。
今年に入って、
何度かそういうことがあって、
ああ、このままじゃ、自分も疲れるし、周りにも迷惑をかけるし、
だめだなあって思いました。
コーチングを受けながら、
本当は、「助けてほしい」って言いたい自分に気づきました。
それで、
ここ何回か「助けてほしい」って言うようにしています。
「何があっても大丈夫。私には助けてくれる人がいる」
今は、そう思える自分がちょっといい感じだし、
手を差し伸べてくれる多くの人たちに、とても感謝しています。
もうかれこれ20年、トゥレット症候群の当事者・家族の会のお手伝いをしています。彼らは「助けて」というのがとても苦手です。時間をかけて、家族やほかの当事者の応援を頼んで、できる限りの準備をしても本人が「助けて」というのはとても難しいことです。
釜ヶ崎で訪問看護をされている方から、
ホームレスの人たちは「助けて」と言えない人が多いと聞きました。
ぎりぎりを超えた生活をしていても、
「生活保護を受けたい」「助けがほしい」とは滅多なことでは言わない。
だから、”助けてほしいときには、いつでもそばにいるよ”というメッセージを出し続け、
そのちょっとのサインを見逃さないようにしているとおっしゃっていました。
本当に、簡単なことではないと思います。
それでも、服部先生のように支え続ける人がいるから、
生きてていてよかったとか
幸せを感じていいんだとか
当たり前に感じてもよい感情を持てる瞬間があるんじゃないかなあと
そんな風に思います。