横浜日帰り。
平成28年度全国済生会看護部長会研修会に呼んでいただきました。
テーマは、「看護部のトップマネージャーとしての意思決定」です。
まあ、私の話はともかくとして、
熊本済生会の看護部長宮下恵理さんによる災害時の管理者としての意思決定の話は、学ぶところが多かったです。
特に、普段からプラスワンの行動がとれるような意識作りが必要であることや、ストレスフルな職員が疲弊しきらないような勤務の配慮など、聞けばそうだと思うことも、体験しなければわからないようなことをたくさん教えていただきました。
また、何がよい意思決定なのかが誰にもわからないなかで、
とにかく今日はこれでいこうと舵を切る役割があったというのは、
大きな船のリーダーとしての役目が象徴的に現れた話でした。
夜はあつかましく懇親会にお邪魔しました。
何人かが同じバッジをつけているので、うかがったら、済生会のバッジだとか。
ひなげしのマークでした。
おもしろいことに、
研修や会議のときは、バッジ着用をルール化している病院もあれば、
バッジの購入すらしていない病院のあるとのことです。
済生会は各病院は独立採算で、
それぞれの独自の組織文化を大事にしているといいます。
とはいえ、
どの病院も「済生会」に対する組織コミットメントが強いのは、
看護部長さんたちからの言葉でうかがえました。
たとえば、
学会で、どこかの済生会の職員の発表があると、
知らない人の発表でも、とりあえず聞きに行くとか、
会場が空いていたら、とにかくそこに座って、質問をする
という看護部長さんもいました。
雑誌等で「済生会●●病院・・・」と出ていると、
自分の病院でなくても、誇らしくなるともおっしゃっていました。
済生会は、全国で80病院あるそうです。
看護部長さんたちのネットワークは豊かです。
「済生会」という共通のシンボルとその理念に基づく強い組織コミットメントと、独自の組織文化への愛着が、なんとも絶妙なバランスだなと思いました。
勝原さん
ご活躍ですね!
済生会の、バッチ(紋章)は
撫子(なでしこ)だと思います。
はい
そのようにうかがいました。
可憐な感じでした。
撫子ですね。恩賜財団済生会の精神が込められていると聞かされていました。
当時、ナースキャップを形付けるピンを失くして、代わりにこの章を使ったら「襟に戻しなさい‼️」とエラク叱られた友人がいました。同窓会ではいつもこの話が出て、みんなで爆笑します。
確かに、済生会を退職してン10年経ちますが、済生会の文字を見えると意識してしまいますね。
組織コミットメントの象徴的な話ですね。
そして、組織コミットメントを通して職業へのコミットメントも高まるのでしょうね