今日の看護部長100人プロジェクトは、看護部長に必要な教育についてディスカッションしました。
扱ったのは、認定看護管理者教育のサードレベルを受講し、そこでの学びを管理の仕事にどんどん活かすことのできたA部長の事例です。
Aさんは、サードレベルでの学びを実践に落とし込み、次々と変革を成し遂げました。
しかし、皆さんがサードレベルを受講されているわけではありません。
部長になるまで、あるいはなってからの学びの機会はさまざまです。
結局のところ、自分のニーズと合わなければ、学びは深まりません。
問題は、そのニーズが必ずしも意識されておらず、潜在化されていることもあるということです。
ニーズに気づき、学びを自分にヒットさせるには、学ぶ姿勢と、学習者同士の知の交換が大切です。
これは、業界や職種や職位には関係ないのでしょうね。
自分の中に眠っているニーズが満たされるとき、人はものすごい力を発揮できるのかもしれません。
私が役職についた時、N先生から墨書で頂いた徂徠訓は未だに座右の銘です。もう、必要ない身分ですが。
徂徠訓
一、人の長所を初めより知らんと求むべからず。
人を用いて、初めて、長所の現はるるものなり。
ニ、人はその長所のみを取らば、即ち可なり。短所を知るを要せず。
三、己が好みに合う者のみを用ふるなかれ。
四、小過を咎める用なし。ただ事を大切になさば可なり。
五、用ふる上は、その事を十分にゆだぬべし。
六、上にある者、下の者と才智をあらそふべからず。
七、人材は必ず一癖あるものなり。器材なるが故なり。癖を捨つべからず。
八、かくして、上手に人を用ふれば事に適し、
時に応ずる人物、必ずこれにあり。
九、小事を気にせず、流れる雲のごとし。
1つずつ丁寧に読ませていただきました。
深いですね。