昨日は、大阪精神科病院協会看護部長等研修会で講演をさせていただきました。
会場は、ホテルの宴会場でとても立派なところです。
テーマは、「精神科と看護倫理:倫理的風土を高める次の一歩」
私は、ほとんど精神科の看護を知りません。
・約30年前に、学生実習をさせていただいた東京の長谷川病院。
・数年前に訪れた長野県立こころの医療センター駒ヶ根。
(Blog記事 http://office-katsuhara.com/archives/611)
・そして、今回の講演を前に見学させていただいた浅香山病院。
(blog記事 http://office-katsuhara.com/archives/1525)
この3つの病院の様子を垣間見てきただけです。
後は、勝原私塾の塾生や知人の看護師から話を聴いたくらいです。
それでも、講演では、なるべく、精神科の現場に起こりうるであろう事例を採り入れながら、管理者が現場の倫理問題に向き合うときに、整理すべき点について話しました。
精神科看護に携わっている人には適切な事例ではないかもしれないとか、
こんなことは当たり前だと思われるかなとか、
話している最中も、何度か不安がよぎりました。
そのたびに、私が話した内容を自分の体験を通して理解してもらうために、
隣の人と話をするワークをしてもらいました。
私は、そのときの皆さんの表情をみながら、
どこまで先に進めるかを調整します。
そんなことを、いつも以上に意識して進めました。
終わった後は、何人かの方が質問にきてくださいました。
講演内容は理解された上で、
自部署で起きている問題をどう考えればよいのかという質問でした。
お話を聞き、少し話すと、晴れやかな顔をされたのが、何ともいい感じでした。
現場には、私の知り得ていないたくさんの問題が渦まいています。
整理する視点とういのは、
その渦に自分が巻き込まれないためのものです。
その視点をお伝えする限りにおいては、
診療科の特殊性とか自身の経験の有無に大きく左右されなくてもいいかな。
むしろ、そういったことを越えた議論をしていけばいいなと
私自身の学びになった時間でした。
部長さんばかりで、すごいですね。出版はなかなか、今書いている文章を少し‥
事故と看護倫理
倫理について
ご存じのように、看護行為の多くが倫理的判断のもとで行っています。わかりやすいところでは抑制をする事と抑制しないことのいわゆるジレンマなのですが、この倫理的判断にしても個人の倫理観によって異なる行為をすることがあったりしますし、 また、時代によっては倫理的問題も変化していくものだと思います。 最近においてはイン フォームドコンセント、QOLなど権利概念も変わりつつありそのあたりからも倫理的概念は変化していくものだと思います。また倫理上の答えを出していかなければ行けないと思いがちですが、極端な場合を除きなかなか答えは出しにくいもののようです。そのためにもいろいろな事例を集めて検討していくことが必要なのだと思います。 行動の条理として倫理的な問題は、それぞれの判断に対して、たくさんの様々な事例を検討して倫理的感性を磨いていく事が望ましく、 倫理的に全てのことが正しいということは 難しいと思います。 しかし、通常の倫理的な問題と異なり看護側のミスなどよる看護事故が生じた場合などは、 明白な倫理問題となるのではないかと思います。倫理観の低さが事故を招き、事故が生じてからの倫理的な対応も必要であり、また倫理観が低いと 危険が予測ではないこともあると思います。ここでは、看護事故に関係する倫理について述べてみます。
辞書などによりますと
倫理 ethics 人のふみ行うべき道。人間関係や秩序を 保持する道徳。 人間らしく生きて行くのに望ましい筋道。
道徳 それを行うことで利 益をも たらし、人間として行わなければいけない筋道。
モラル 道
倫理状況の判断のプロセスと看護実践上の倫理的概念 倫 理状況の判断プロ セス(看護の倫理的意志決定モデル)
1.価値状況の背景にある事情の情報収集
(1)何が起こっているのか(価値の対 立の背景にある事情は何か)
すみません 本当に1部のみで。
院内暴力が出来たので、圧縮ファイルで送ります。