お薬手帳の意義

投稿者: | 2017年4月19日

3月末からひいていた風邪。
ほぼ治りかけだけど、喉に痰がからむ感じがまだあって受診したら、
ダメだしみたいに昨日も処方が出ました。

実は、先週処方箋を持って薬局に行ったら、「管理指導料」がえらく高いなあと思ったのです。
それで、調べたら、なんと昨年(2016年)4月から、

  「おくすり手帳、薬局に持参しないと医療費が高くなる!」

ということがわかりました(知らなかったよぉ)。

それまでは、おくすり手帳を持っていく方が、高い「管理指導料」がついていました。

私のように、きわめて日常的な薬を定期的に処方してもらっている人間には、そもそも不要のもの。
いちいち薬剤師さんに説明される方がうっとうしいし(ごめんなさい)、
たった、15秒くらいの説明で「門前薬局」をもうけさせてはいけない!などと自分なりの理屈をつけて、
お薬手帳は「要りません!(キッパリ)」でした。
まあ、普段健康な人間が、冊子を持ち歩くこと自体、合理的ではなかったわけです。

ところが、おくすり手帳がなければ支払い額が増える?! となり、
私としては合点がいかないわけです。

全体の医療費を減らそう、薬の重複払い出しをなくそう、重複による副作用を減らそう・・・

そのために、”おくすり手帳で管理しよう!”という意義は理解しています。

しかし、それは本来、医師や薬剤師が、もっと患者・家族と対話すればよい話であり、
一人一人の国民の意識を高めればよい話です(まあ、これが難しいのでしょうけれど)。

長年服用している薬のことだから、薬効も副作用もよく知っているのに、
お薬手帳がなかったら、高くなるのはなんで?
   ぶつぶつ。ぶつぶつぶつぶつ・・・ぶつぶつ。

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まあ、文句はこれくらいにして、
昨日、処方箋を持っていった薬局で、「harmo」というのを勧められました。
薬の情報をこのカード一枚に集約するらしいです。
母が服用している薬も一緒に登録できるらしいので、これはいいかなと思いました。

でも、問題は、普及が進んでいないことのようです。

harumo のサイトによると、下記の都道府県にだけ導入ができているようです。
  北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、大阪府、滋賀県、兵庫県(2016年9月現在)

とはいっても、たとえば、大阪府は茨木市と豊中市だけで、茨木市で登録されている薬局は1件だけ。
私の住む大阪府豊中市は、なんと91件!
どうも、harumo 導入にあたってのモデル地域になっていたようです。
(そんなことも知らなかった・・・)
モデル地域にしないといけないくらい、薬剤の使い方が目に余っていたということでしょうか・・・

まあ、とにかく使ってみましょう。

  

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